管理栄養士が解説!おからスイーツを選ぶべき「5つのメリット」

〜私たちが「おからの生ケーキ」に込めた、体と心の栄養学〜

「甘いものは大好き。でも、食べた後の罪悪感がどうしても拭えない……」

 「健康診断の結果が気になり始めて、スイーツを控えている」

栄養士として15年以上、糖尿病のクリニックや栄養相談、給食の現場で多くの方の栄養管理に携わってきた私は、そんな切実な声を数多く耳にしてきました。食は本来、私たちを笑顔にし、明日への活力を与えてくれるものであるはずです。

「我慢」ではなく「選択」を。 私がたどり着いたその答えの一つが、古くて新しい日本のスーパーフード「おから」でした。

なぜ今、おからスイーツが私たちの心と体に必要なのでしょうか。その理由を、栄養学の専門的な視点から紐解いていきます。


 目次

 ▶ 驚異の「食物繊維」が叶える、内側からのデトックス
 ▶ 「畑の肉」大豆が誇る、良質な植物性たんぱく質
 ▶ 血糖値の乱高下を防ぐ「低GI」の選択
 ▶ 脳を満足させる「膨らむ力」と満腹中枢へのアプローチ
 ▶ 女性のバイオリズムに寄り添う「大豆イソフラボン」
 ▶ 最後に:管理栄養士としての私の想い


驚異の「食物繊維」が叶える、内側からのデトックス

おからを語る上で欠かせないのが、圧倒的な食物繊維の量です。特におからに豊富な「不溶性食物繊維」は、水分を吸収して膨らむ性質があり、腸の動きを活発にしてくれます。

現代人の多くは食物繊維が不足しています。おやつを「おからケーキ」に変えるだけで、1日に必要な食物繊維のおよそ1/6*が補えます。野菜をたくさん食べなくても無理なく摂取できるのです。食物繊維の摂取により腸内環境が整うことは、単なるお通じの改善だけでなく、美肌や免疫力など身体にとって様々な良い働きに繋がります。

*成人女性の食物繊維目標量18g以上/日

「畑の肉」大豆が誇る、良質な植物性たんぱく質

「糖質制限」という言葉が一般的になりましたが、ただ糖質を減らすだけでは、私たちの体は維持できません。大切なのは、体を作る材料となる「たんぱく質」をしっかりと摂ることです。

おからは大豆の栄養を色濃く残しており、アミノ酸バランスに優れた植物性たんぱく質の宝庫です。筋肉を維持し、基礎代謝を落とさないダイエットをサポートしてくれるだけでなく、健康を維持したい女性にとっても、スイーツからたんぱく質が摂れることは大きなメリットとなります。

血糖値の乱高下を防ぐ「低GI」の選択

食後に急に眠くなったり、イライラしたりすることはありませんか?それは「血糖値スパイク」と呼ばれる、血糖値の急激な上昇と下降が原因かもしれません。

小麦粉主体のスイーツに比べ、小麦粉や米粉を使っていないおからの生ケーキは、糖質の吸収が穏やかな「低GI食品」です。血糖値の急上昇を抑えることは、脂肪の蓄積を防ぐだけでなく、血管への負担を減らし、安定したパフォーマンスを維持することに繋がります。

]働く世代や、血糖値が気になる方にこそ、おからスイーツを選んでいただきたい理由がここにあります。

脳を満足させる「膨らむ力」と満腹中枢へのアプローチ

ダイエットが続かない最大の原因は「空腹感」によるストレスです。

おからの食物繊維は、胃の中で水分を含んで大きく膨らみます。 この「物理的な満足感」は、脳の満腹中枢を刺激し、「少量でも満足できる」という心の余裕を生んでくれます。

無理に食べる量を減らしてストレスを溜めるのではなく、おからの力を借りて、自然に「ちょうど良い量」で満足できる体質へと導いてくれるのです。

女性のバイオリズムに寄り添う「大豆イソフラボン」

大豆特有の成分であるイソフラボンは、女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをすることが知られています。

40歳を過ぎ、心身のゆらぎを感じやすくなる世代にとって、イソフラボンは健やかな毎日を支えてくれる心強い味方です。エイジングケアを意識しながら、優雅なティータイムを。

おからスイーツは、大人の女性にとっての「食べる美容液」とも言える存在なのです。


最後に:管理栄養士としての私の想い

私が「パティスリー・ティエラ」を立ち上げ、おからの生ケーキを開発したのは、単にヘルシーなものを作りたいからではありません。

栄養士として25年以上「食」と向き合ってきた経験、そして「廃棄されるはずのおからを活かし、フードロスを削減したい」という強い願い。その両方を一つに結実させたのが、このケーキなのです。

「体に良いから」という義務感で食べるのではなく、「美味しいから」と心から楽しみ、気づけば体も喜んでいる。そんな幸せな循環を、皆さまの食卓にお届けしたい。

おからが生み出す「しっとりとした生食感」の中に、私たちが込めた想いを感じていただければ幸いです。

参考文献

『日本人の食事摂取基準(2025年版)』第一出版
『食品成分表2025』 女子栄養大学出版部
『あたらしい栄養学』高橋書店
令和6年「国民健康・栄養調査」厚生労働省

執筆者:金子あきこ

10年後のキレイのために今日も美味しく

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